ニキビ 石鹸

ニキビに効く石鹸選びと正しい洗顔方法

皮膚が唯一できないことが「汚れを落とす」こと

ニキビを治すスキンケアにおいて一番大切なことは日々の洗顔です。なぜなら皮膚は唯一自ら汚れを落とすことができないからです。

 

皮膚の深層部には角質層があります。この角質層には天然保湿因子NMKが含まれています。このNFMは皮膚に水分がなくなるとこまめに補給し、乾燥しないように油分を含んでいます。

 

セラミド(水分)と適量の油分、この2つを皮膚は補う力を持っています。また、肌には保護機能が備わっており、肌に触れるものすべてから守り、内部の水分を外に漏らさないように守る働きがあります。

 

 

つまり、保湿、保護機能は皮膚自ら行います。そんな皮膚が唯一行えないのが皮脂汚れを落とすことなのです。

 

化粧水や乳液など「与えるスキンケア」が主流になっていますが、大事なのはシンプルで丁寧なニキビケアです。ニキビの原因は毛穴に詰まった皮脂汚れです。

 

この汚れを毎日排泄することができれば、ニキビは減っていきます。

肌の自然治癒力を落とさない石鹸選び

前述した通り、肌には「補う力」と「守る力」が自然に備わっています。その能力を最大限に引き出しすスキンケアがニキビ回復の近道です。

 

肌が持って生まれた素晴らしい機能も、石鹸選びを間違えてしまうと自然治癒力は落ちてしまいます。

 

現在市販されている多くの洗顔料の中には添加物が沢山含まれており、敏感肌やニキビ肌を刺激してトラブルを生むこともあります。たとえば、洗顔石鹸で有名な「ミューズ」。
全成分を記します。

 

トリクロカルバン、 トリクロサン、エデト酸塩、ジブシルヒドロキシトルエン、ポリエチレングリコール、赤色202号、黄色203号、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム 、ラウリル硫酸アンモニウム 、香料、パラペン、安息香酸塩、プロピレングリコール、メチルクロロイソチアゾリンオン、メチルイソチアゾリンオン、ベンジルアルコール

 

これは、バイ菌を直接やっつける強い化学物質がたくさん入っています。特にニキビ肌によくないのが「合成界面活性剤」です。

 

これは、簡単にいえば「台所洗剤に含まれる成分のこと」です。洗浄力が非常に強く、残留性も高いので一度使うと体内に長く蓄積されます。

 

合成界面活性剤入りの石鹸を使用すると、ニキビは炎症し、腫れがひどくなります。私は敏感ニキビ肌でミューズを使用したことがあるのですが、ニキビが真っ赤に腫れあがり、比較的軽いニキビが重症化してしまいました。合成界面活性剤を含む多くの添加物は肌がもって生まれた「守る力」を破壊します。

 

乳化作用といいますが、肌に付着した合成界面活性剤は皮膚の脂をはぎ落とし、細胞膜を溶かします。肌荒れやひびわれ、炎症を引き起こすのです。

 

保護機能が低下した皮膚は無防備な状態となってしまい、ばい菌や刺激から肌を守れなくなってしまいます。ニキビは悪化するばかりです。

 

合成界面活性剤はミューズだけでなく、ドラックストアに売られている多くの洗顔料に使用されています。肌が弱い人が使うと影響は大きいので注意が必要です。

自然治癒力を最大限に引き出す石鹸選び

皮脂汚れが落ちて肌に優しい

ニキビ肌に最も適した石鹸は「肌の負担を最小限にして、しっかり汚れが落とせる」ものです。
ニキビ肌はとても痛みやすいので、多少の刺激で炎症を引き起こしてしまいます。だからといって洗浄力の弱いものでは皮脂が溜まりつづけニキビが悪化します。

 

「負担がかからないけどしっかり汚れが落とせる」石鹸がベストです。具体的には石ケン成分以外何も添加物を含まない「無添加石けん」がよいでしょう。

 

主成分となる「石ケン」はオリーブ油やパーム油などの植物性油や牛の動物性脂をベースに苛性ソーダを加えたものです。
つまり自然界にある原料から作られているわけです。皮膚に残りにくく、毒素がすぐに分解されるので非常に安全です。

 

肌に優しいですが、洗浄力はとても強く、どんな皮脂汚れも落とせます。「皮脂を落とせて肌に優しい」のでニキビ肌にピッタリなのです。

 

無添加石けんを使用することで肌の自己回復力を高め、新規のニキビを予防することができます。

きめ細かな泡で洗顔

ニキビ肌に負担をかけたないために守らなければいけないのは「肌を直接こすらない」ことです。
肌を擦るとそれが刺激となりニキビ悪化に繋がります。ニキビ肌はとてもデリケートなので少しの刺激に反応して炎症、大きなニキビに繋がるのです。

 

汚れを落とすのに必死でゴシゴシ擦ってしまうと、肌が傷付くだけです。
ニキビは「触らない、こすらない」が基本です。洗顔は必ず泡立ちのよい石鹸を使用します。生クリームのようなきめ細かさがあればよいでしょう。

 

汚れは擦らないと落ちないと思っている人も多いですが、そんなことはありません。皮脂の汚れは水溶性なので、お湯と石鹸泡だけで十分落ちるのです。

 

泡が作りにくい人は泡立てネットに石鹸をゴシゴシこすって作るとよいでしょう。驚くほど濃密な泡のクッションができあがります。

 

ニキビの肌は痛んでいるので、モチモチの泡で包み込んで洗うのがベストです。

正しい洗顔方法

1.顔を予めぬるま湯で軽く洗い、皮脂や汗を取り除く
前述した通り、皮脂汚れは水溶性でできています。水に溶けやすい性質をもっているので、まず予めお湯をつかって汚れをとっておきます。
そうすることで石鹸の泡立ちもよくなり、汚れをきれいに落とせます。お湯は33〜35度くらいの体温と同じ水温にします。あまり熱すぎるとかえって肌がダメージを受けてしまいます。

 

2.石鹸を泡だてる
泡立てネットを使って石鹸を泡立てていきます。生クリーム状に細かな泡ができるまで。

 

3.顔全体を洗う
この時直接ゴシゴシこすらないようにします。泡を転がすようにして皮脂汚れを取り除いていきます。1分程度ころがしたら十分です。
あまりにも長く洗顔すると、皮脂がとれすぎてしまいかえって皮脂分泌が盛んになります。十分汚れがとれたと感じたらさっさと洗い流しましょう。

 

4.柔らかいタオルで優しく水気を拭きとる。
硬いタオルを使うと肌の刺激になります。清潔で柔らかいタオルを使うようにしましょう。